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May 30, 2006

ショック・・・

す〜っと玄関を出ると
「ちょっ、ちょっと!!」

「あ”っ、忘れた・・」

なんと、ミッフィーのスリッパのまんま出掛けようとしてしまいました。
母はよじれるくらい笑ってましたが、私は結構ショックでした。

末期症状?

ちょっと、疲れてるだけだよね。

最近、物忘れというのでしょうか
何をしようとしたか忘れたとか、車で行き先を間違えたりとか、電話する用事があるのに用件が思い出せないとか・・・
よくあるんです。

一番腹が立つのは、パソコンを立ち上げている間に他の用事をしてると、何を調べようとしたか忘れることです。
諦めて閉じると思い出すんですよね。

先日はデパートの駐車券をなくしました。
キーレスエントリー(って言うんだっけ?)のプリウスになる前までは、車のキーを探すのに、車の前でカバンをひっくり返す、お店に戻るというのは毎度の事でしたが、車に乗る前まで確かに手に持っていた駐車券が消えたのにはビックリです。

ミラクルですよ。

あとひと月でまた歳をひとつ重ねると思うと気が重いです。


そうだ、忘れないうちに報告しておきます。
先日、『黒革の手帖』で大変お世話になった、松田監督の作品にまた出演させて頂くことになり撮影してきました。
放送はまだ未定ですが、土曜ワイド劇場です。
主演は片平なぎささんです。

ダンスシーンで、チェロとバイオリン2人だけで演奏しています。

4拍子のスローな曲。
曲目はお任せ!
ということで、どうしようかと思い焦りましたが、母の友人でダンスの先生をしてらっしゃる方に電話をしてスローステップの曲をいくつかピックアップして頂き、監督さんに選んで頂きました。
3曲中、唯一知らなかった『愛情物語』を選んで頂いちゃいまして、これまたどうしましょ!!

情報収集したところ、『愛情物語』とは映画の題名で、その中で使われたショパンのノクターン、のことらしい。
私もカラオケでひいてる曲ではないですか。
あ〜よかった。
って、4拍子?
あ〜8分の16拍子だから4つにとるわけね。
じゃ、チェロには ブンチャッチャッ ブンチャッチャッ てやっててもらえばいいか。

なんて思ったら、『愛情物語』とは、4拍子に編曲されているノクターンでした。

もう一曲も、スローな曲 っていうだけのオーダー・・・

2曲をなんとか踊れるように編曲し、美しいチェリストの
奥田 日和(ひより と読みます)さんと楽しく撮影してきました。

Cimg1576
会長のお気遣いでしょうか・・・
見事な手加減、微妙なピントの外し方です・・・(ホっ f^_^; )


放送日が決まりましたらまたお知らせいたしま〜す!

そういえば、先日『ダヴィンチコード』を観てきたのですが、字幕を読み終わらないうちに次々と字幕が変わってしまったため、ただでさえわからない異教徒がどうのこうのという複雑なお話、いまいち理解できませんでした。
決して漢字が読めなかったわけではなく・・・

でも、吹き替え版だったらもっと意味わからなそうです。

文庫本を中巻まで買ってあるのでじっくり読もうと思います。
実は、映画が始まるひと月程前に買ったのですが、読むまで待つと終わってDVDが出てしまいそうなので先に観てしまいました。

まだ、上巻の64ページですから〜〜〜〜

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May 18, 2006

たびだち

5月9日の朝、2ヶ月間病院で頑張った祖父も力尽き、天国へ旅立ちました。

病院から連絡を受け、駆けつけた時にはもう血圧がかなり下がってしまい、足の方を高く持ち上げて少しでも心臓や頭のほうに血液が回るように処置を施して下さっていました。

少しずつ血圧、心拍が弱まっていき、今にも止まってしまいそうな心拍計を凝視しながら母と叔母の3人で手をさすってみたり呼びかけてみたり・・・

しかし虚しい器械音とともに祖父の心臓は90年という長い年月の働きを終えました。


卒寿のお祝いの席で
「100まで頑張る!」
と言った、祖父自身が一番残念だったと思います。

あんなに元気だったのになぜ?

もっといろんな事を教わったり、あるいは楽しい事を体験させてあげたり・・・
もう出来ないと思うと後悔が残ります。


重度の肺炎で人工呼吸器をつけていましたが、4月半ばには、一度外せるくらいまで元気になり一般病室へ移りました。
翌日、私は岡山で仕事だったので、
「明日は来れないけど頑張ってね」
と声をかけると

それまでは何を言ってるのか聞き取るのも難しかったのに
はっきりと
「かこちゃん、頑張ってね」
と激励の言葉をくれました。

それが祖父からの最後のメッセージになってしまいました。

岡山から帰るとすぐに病院から呼び出しがあり、
肺から二酸化炭素を排出できなくってしまっているので、放っておけば今日明日の命と言われました。

しかし今度人工呼吸器を付けるということは延命措置になる可能性が高いので、あまりお勧めはできませんが。
ということでした。

でもまた回復して意思の疎通ができるようになる可能性がゼロでないならば、ぜひ、お願いしたいということで、すぐに手術をして頂きました。

人工呼吸器は鼻から管を通すのでかなり辛いらしく、起きていると苦しいし、下手すると自分で引っ張って抜こうとしてしまうので、誘眠剤でウトウトと眠らせてしまうのです。

なので病室へ会いに行ってもほとんどが眠っている状態でした。
たまに起きている時もあり目を開けてくれるとノートに大きな字でメッセージを書き、読んでもらったり。
わかるとウンウンとうなづいてくれました。

病院の先生も看護婦さんも本当に優しくていい方ばかりでした。
うちから病院はとても近かったので、できる限り病院へ通いました。

最初のうちは毎日見舞いに来る家族もだんだんと足が遠のき、たまにしか訪ねてこなくなる方が少なくないそうです。

とても自分たちではできない事を、いろいろ手を尽くして下さっていた看護婦さんなどに、母はいつも、ありがとうございます、と頭を下げていましたが、看護婦さん方は
「家族の方が一生懸命だとこちらも張り合いがあります」
とおっしゃって下さったそうです。

たった一日でしたが、入院する前の日に私と母でてんてこ舞いになり、体力、気力、腕力全てが足りない、と痛感していたので、毎日いろんな面でお世話して下さった方々には本当に感謝が絶えません。


葬儀は祖母の時と同じ近くの式場で行いました。
祖父の希望もあり親戚だけのささやかな形のつもりで、ほとんど知らせず、事情を説明してご遠慮頂いたのですが、予想以上の方が来て下さいました。

火葬場での待ち時間、お坊さんに
『利行は一法なり』
というお言葉を教わりました。
日常の中での人に対する思いやり、気遣いなどが全てである
という・・・

そして初七日の法要の後の精進落としでは
悲しんでばかりが供養ではない
生前、その人がしていた行為、精神などを受け継いでいくことが供養なのだ
と教えて頂きました。


祖父の愛社精神というものには昔から感心することが多かったのですが、そのためか葬儀の中で一番心配だったことは火葬場へ行くときの霊柩車でした。
車を選ぶ時に、横浜トヨペットにいたことがある祖父にはやはりトヨタの車でないと、
ということで、カタログの国産車の所にエンブレムがクラウンの霊柩車が載っていたので
この、クラウンでお願いします!と。

ですが、国産車というくくりでしかなかったので、他のメーカーの車だったりしたらどうしようと冷や冷やしました。
トヨペットの方もいらしてるし・・・

私が学生時代に免許を取り、中古車を買おうとしてウキウキしていると、
おじいちゃんは専門家(無免許だよな〜)だから相談に乗ってあげよう、と。
その頃、ホンダの車で欲しい車種があったのでホンダの中古車センターに行ったのですが、案の定トヨタの中古車センターにも連れて行かれ、私があまり嬉しくない顔をしていると、殺し文句がでました。
半分出してあげるからトヨタの車にしてちょうだい、と。

ま、いっか。
どうせ、初心者で傷だらけにしちゃうんだから、次に好きなの買えばいいから、なんて。
しかしその後、イプサム、オーパ、プリウスと他社の車に乗ることはとうとう許されませんでした。


葬儀も終わり各方面へお知らせしたところ、皆様驚かれ、弔問に来て下さる方もいらっしゃいます。

戦時中の軍隊での話や、戦争が終わってから勤めていた東海銀行の丸の内支店を立ち上げた時の話などたくさんの思い出話をして下さいました。

中でも、何人もの方が、誰も貸してくれなかったのに小野さん(小野要作といいます)とこだけが貸しくれて助かったんです。
とおっしゃり、今でも感謝してます。というお言葉を頂きました。

古き良き時代の精神、話しではあるのかもしれませんが、どうにかして役に立とう、とか頑張ってる人のお手伝いをしよう、そういう精神がすごいなと思いました。
難しいと思いますが、私も誰かに少しでも幸せを感じてもらえるように、見習いたいと思いました。


それにしても、やれ墓地だ、香典返しだと、どこから聞きつけるんだか、鬱陶しい限りです。
極めつけは、葬儀社からのアンケート。
清算に明日来るっていうのになんでうちまで訪ねてくるかなぁ

また新手の詐欺まがいかと思いました。


しばらくはいろいろな手続きで忙しい毎日ですが、祖父の最後の言葉を胸に頑張っていきたいと思っています。

おじいちゃん、見ててね〜〜

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May 04, 2006

緊急お知らせ!

明日、5/5 埼玉スーパーアリーナ前 けやき広場にて
『ツバメスケッチ』のストリートライブに乱入!
コラボあり、ソロあり・・・
12〜16 時の間に数回の予定。
私は交通事情により異なりますが13時過ぎには乱入予定。

取り急ぎお知らせでした〜〜〜

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May 01, 2006

初・ストリートライブ

ストリートライブしてきました〜

事務所の後輩の『ツバメスケッチ』とコラボまでしてきちゃいましたよ〜〜〜
先輩ぶって。

Cimg1519  Cimg1527

ステージもなく本当に、駅からのストリートでの演奏。
風にもめげず、ほかのステージの演奏の邪魔しながら、フリマへ向かうお客さんの足をどうにかしてとめる。
なかなか難しい。
けど、バイオリンって珍しいからか結構立ち止まってくれたりする。

サウンドチェックのつもりがお客さん集まってくれたので
もったいない!
始めちゃえぃ!

選曲もしていなかったので
イントロクイズ状態

お見苦しい点、多々ありましたが、無事ひきまくり、雷ゴロっときたので引き上げました。
ツバメスケッチくん達は若いので?
続行。

彼らのライブは何度かみてきましたが、回を重ねるごとにいい感じになって、リハもなく飛び入り状態でのコラボでしたがとても楽しく、気持ちよかったです。
今後がとっても楽しみ!

そういえば先日のインフォメーションに間違いが・・・
土曜日9:30より放送の「韋駄天ジャンプ」
彼らの『シャララ』という曲、エンディングテーマでした。

この『シャララ』という曲、いい曲なんです。
バイオリン入っても全然イケる。

やっぱり師匠、さすが樫原センセー すごい!
オイシ〜く歌とバイオリンで大サビ盛り上げてくれる段取り。


若もの4人に囲まれてかなりゴキゲンなライブでした。


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