芸術の秋
先日の「メタボリックバンド」
一瞬の出来事でしたが自分でも笑えるくらいの場違いなおばさんっぷりでした。
コメントも頂けて嬉しかったです。
ありがとうございました。
それにしても最後のテロップであんなに目立つ形で名前を出して頂けるとは思っていなかったのでびっくり。
そして数人の方から電話やメールを頂き
「本編は途中から観たからわかんなかったけど出てたんだ〜、残念」
などと。
観てても私ってわからなかったかもよ〜、なんてちょっと思いながら
「そうなんです〜」
と図々しく言ってしまった。
さて、ここ2、3日強風と高い湿度でちょっと嫌な感じのお天気。
でも明日からは気温が下がるという。
秋ですね。
今日は横浜美術館へ行ってきました。
平安時代から今もなお愛されている「源氏物語」
特別展示 源氏物語の1000年-あこがれの王朝ロマン-
印刷技術のなかった時代に人の手によって書き写されていったという気の遠くなるような話。
屏風絵に描かれた衣裳ひとつひとつの柄までが本当に細かい。
ひとつとして同じ柄でない。
しかも男性の黒い衣裳にいたっては正面からでは無地に見える、けど
少しかがんで光りの加減をかえると地模様のような見事な模様が浮き出る。
嫁入りの調度品の凄さも半端でない。
いったいどれだけの時間とお金をかけちゃったんだろう?
と思ってしまう。
そしてそれを今目の前で観ていることの感動ったらまさにロマン?
絢爛豪華な世界にちょっとだけ浸ってうっとり。
現代でも好まれるその理由が少しわかったような気がしました。
さらに、紫式部という大ベストセラー作家の執筆模様をこぞって描くその時代時代の偉大な画家達。
ほぼ同じ構図をそれぞれに思い侍らせ描く喜びは格別なのだろう。
現代の使い捨て、新しいものにばかりへの興味にはやはりちょっと寂しさを感じた。
音楽でもクラシックが時代を超えて愛されている理由。
それはその時代の素敵な文化が時間をかけられて表現されている価値の現れなのかもしれないとも感じました。
今はスピード社会。
作るのも、送るのも、判断するのも競争。
いい作品でも時間がかかってはもう時代遅れになってしまう。
貝合せなんて優雅で粋な遊びをしてみたいものです。
中学時代に回し読みした「あさきゆめみし」という漫画版 源氏物語。
あのときにはわからなかった大人の世界を今また読んでみるときっとまた違った面白さを感じることができそう。
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