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June 08, 2010

タコ仲間

バイオリンダコというものを若干・・・2匹ほど飼っている。
本体?をはさむ左あごの下と弓を持つ右手ヒトサシ指。

ここ2日間で新たなタコが仲間入り。
学生時代にも見たことなかったペンダコ。

いったい何をしているかと言うと・・・

6/19にサポートさせて頂くミュージカル界のスーパースター石井一孝さんのコンサートの譜面書き。

石井一孝の情熱マニア日記を読んで頂くと石井さんの情熱的な譜面作成の苦悩がおわかりになるのでぜひ。

で、こんなにもミュージシャンを気遣って下さり頑張って頂いている石井さんの情熱に応えるべく、私も頂いた譜面と音資料で熟考し、自分なりのパート譜に仕上げているところ。

思うに過去、石井さんはミュージシャンにいじめられたことがあるに違いない。
「こんな長い譜面、ど~やって見るんだよぅ」
「コード譜じゃなくてちゃんとしたパート譜下さ~い」
とか、なんとか。

あるいは、いいヒト過ぎるか、面倒みがよいか。

クラシック出身の私のようなミュージシャンは、譜面というとオタマジャクシ達がきちんと並んでいてそれを正しく弾けばいいものと思っている。(いた。)

しかしポップスやロックの世界の譜面の常識では主役(たいていは歌)のメロディーにコードのアルファベットがふってあるだけ。

初めてその世界のライブのお手伝いを気軽に引き受け
「譜面は当日でいいよね?」
と言われ楽勝~と思っていた私はアルファベットの譜面を頂いた瞬間
「ウソでしょ?これ譜面て言わないでしょ。パート譜をくれ~!!」
とびっくりしたもんだ。

コードなんて未だにちゃんとはわかっていないけど、経験を積み最近ではなんとかなるようになってきました。
出来の良し悪しは別として柔軟性は持ち合わせている私。
譜面がなくても音さえ頂ければ、自分で書いていきます、ってとこまで成長。

で、今回あまりにも石井さんがミュージシャンに気を遣って下さっていることや、このコンサートに懸ける並々ならぬ想いに打たれ、私も真剣に取り組んでいるところです。

アレンジも石井さんの頭の中。
それを電話の向こう側とこちらで譜面を見ながら音資料を参考にしながら
「そこの美味しいソロ、佳奈ちゃんね。」
とか、今回の目玉曲についての熱い想いを語って下さり。
「だからここはこう緊張感のある感じに弾いて欲しいんだよね。900人のお客全員がこのフレーズを待っているわけだよ。」
とか。

その情熱を音符にして譜面に書き込むべくメモって、後からまた考えて見やすく書きかえたり。

そんな作業って石井さんの1/10もしてないのに、普段ペンを持たない軟弱な薬指は筆圧の強すぎるせいか赤くなってます。

あ~、それにしても6/19が楽しみ。

さて、もうちょっと頑張りますか。

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